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ギャグ日。竹中さんだよ

シリアスだよ

若干、魚→太かもしれない



























































































深い、深い、
闇の中で、ひとり。





「ここも、もう、だめだ」





苦しい苦しいくるしい
さかなたちが、一匹、またいっぴきと。
底から、そこから、上へのぼっていく。




(わたしも、息ができなくなってきた)





わたしは、水から、自ら、移動できるから。
その、きたなくなってしまった、みずから、逃れられる術があるから。
この、二本の脚があるから。
また違うところへ行けばいい。
でも、さかなたちはできないから。しんでしまうしかないのだ。

一匹だけなら連れて行けるかもしれない。
この、二本の腕に抱えて違うところへ連れて行ってあげられる。
でも。
そんなことをしては。
ほかのさかなたちはどうなる。
その一匹はどうやって選ぶのだ。


太子、君ならどうしただろう。


「私は、無理でも全部救うよ」


そうだね。君ならそうしただろう。
己の限界まで、いや、限界を超えても、このさかなたちを救っただろう。

わたしにはできない。





「ごめんね」



さかなたちの悲鳴が聞こえるのに。
その苦しさだって知っているのに。

わたしは見殺しにするのだ。

そして


自分だけ助かろうと、また、岸へ這い上がる。



ぺた、ぺた、ぺた



この二本の脚で、また綺麗な場所へと遷るのだ。





太子たちがいなくなって何年たったのだろうか。
もう、さかなたちが棲める場所は、少なくなってきた。
わたしは、あとどれくらい生きればいいのだろうか。
あのさかなたちと一緒に死んではいけないのだろうか。

太子のような、優しい人は、もういない
綺麗な自然も、どこにもない
ここは薄汚れた街
人間も、何もかも、くすんでしまった


きみの、目指した国が、壊れてしまう



わたしは、森の中を歩きながら、涙を流すことすらできなかった。


























そうしてまたわたしだけがき残る!!
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更新情報
5/22 細道一点
注意書き
日和、歴史系二時創作小説取り扱いサイト。
閲覧は全て自己責任でお願いします。
閲覧後、気分を害されましても管理人は一切責任を負いません。

差別的発言等相応しくない表現、また史実に沿わない表現があろうかと思います。
しかしあくまで一個人の思想、一個人の作品であることを予めご了承願います。

二時創作ですが掲載されている作品の著作権は管理人にあります。
無いとは思いますが、盗作・転載等はお止め下さい。

基本的に各キャラの性格や関係はそのお話ごとに違うと思って下さい。
つまり同一人物ではない、ということです。
同じとみなしてしまうと色々こんがらがってしまうと思います。
それを踏まえた上で御覧になって下さい。

日和→細道中心に、飛鳥、天国。受け攻め関係ない。話によって蕎麦だったり芭曽だったり、色々。シリーズ越えもするかもしんねえぜ。
バサラ→今はほぼ更新停止状態。真田主従、サナダテ、時々瀬戸内。こちらもあまり受け攻めは関係ない。
管理人
禮鴻 彪
2月7日生まれ。
太子と一緒の誕生日。

暇があれば妄想をしているちょっと残念な人。時間を持て余すことなど・・・ない!
今は日和中心だが歴史系には常に飢えている。普通に歴史小説も読むし、色々勉強したりもするが、ゲームをすることも多い。
BLにおいて受け攻めの拘りはない。リバ、いいよね!



お礼一種。
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