スーパーリアリズム

佐助独白。
意味不明な内容です。（←いつものことだろ

理解力なんていらない。
ただ目の前のものを斬り結んで進めばいい。
だが、忘れるな、
お前の道のために他の道が無くなることを。
忘れるな、
お前の後ろに血河が造られ、死屍が積み上げられていることを。
蒼い太陽が、紅い海が、お前を襲うだろう。
分かっていても振り返るな、
誰かがその死屍の丘に斃れようとも、
お前は前しか見てはならぬ。
金魚が空を飛ぶ、
ああ、河が紅くなって、空が青いままなので。
河を夕焼けだと、空が己の住むべき水鉢だと。
そう思ったのか。
違うんだ。
それはお前が造った世界なのだ。
金魚よ、お前は紅い水鉢におればいいのだ。

食べられないように気をつけて、
広い大海へと泳ぎ進め。
（そこもきっと紅いのだけれど）
お前は何と残酷で嫌悪させるのか。
そこに愛しさを感じるのはなかなかおつなもので、
これはたぶんこの先誰も感じない感情だ。
お前はスーパーリアリズムをモットーに、
フォトグラフに勝るものを描けばいい。
（俺はフォトグラフの方が勝ってると思うけれど）